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BIM/CIM LIVEの記事が掲載されました

第1回 BIM/CIM LIVE 2020 の各講演の要約が日刊建設通信新聞「BIM/CIM原則適用 伸展する建設デジタル化」に掲載されましたのでご紹介いたします。

生産性向上の安定的ツール不可欠
橋梁上部工事は路線の線形や交差道路、周辺条件により複雑な構造が多い。とりわけ鋼橋は部品点数が多く、手作業による橋梁CIMモデル作成の場合モデルが正しく造られているかどうかの検証が困難で、オペレーターのセンスや能力に依存せざるを得ない。生産性向上にはCIMモデルの正確性の検証が容易で、安定的に品質を確保するためのツールが不可欠だ。
当社の橋梁CIMシステムの最大の特長は3次元CADの操作が不要で、設計担当や現場担当者が空き時間で3Dモデルを作成できること。幾何補足形状と豊富なアノテーションを出力でき、品質チェック用のBIM/CIM設計照査シートをエクセルで出力できるといった機能も備えている。成果品の品質確認が容易でかつCIMモデル作成費用の削減にもつながるシステムを実現している。
5月にリリースした鋼橋CIMシステム「CIM―GIRDER」は箱桁橋と鈑桁橋のCIMモデル作成に対応する。また4月に発売した「CIM―COMPO」はPCコンポ橋向けのシステムでPRISM試行1年目の成果を実装した。現在開発中の「CIM―BOX」は張り出し施工の箱桁橋用で、試行2年目の成果を実装した。20年度後半に発売を予定している。これらのビューワーとしてCIMモデル管理システム「CIM―PDF for dwg」も開発した。
今後はCIMシステムを中心に干渉チェックから工事計画、MR施工、数量算出、3D連携、施工管理とICT施工のハブとなるようにしていきたい。
(オフィスケイワン株式会社 代表取締役 保田敬一)